10月14日(日)に秋の畑見学イベント&SAPPORO野菜プロジェクトの一環として、コミュニティ札幌会員の黒壁さんの畑を訪問しました。
参加者は、札幌をはじめ、江別、千歳、積丹など遠方からも。会員と一般の大人・子ども合わせて14人が集まりました。
参加してくださった皆さん、お疲れ様でした!
雨のハクサイ畑
納屋のある場所から畑まではは約1km。畑に移動しようと思った矢先に、まさかの雨…!
が、雨でも楽しいのが収穫体験です。
サクッ。サクッ。サクッ。と慎重に。
葉と土のギリギリに刃を入れ、大地と野菜を切り離す感覚です。
黒壁さんいわく、「てっぺんを軽く押してみて、フカフカするようならまだ、ぎゅっと中身が詰まっているようだったら収穫するタイミング」だそうです。
収穫適時を晩夏に合わせた夏ハクサイは、「黄楽」という気温が高い時期でも栽培しやすい品種。6月下旬に播種(苗立て)を行います。
そして、今頃が収穫適宜の秋ハクサイは、「結福」という寒さに強い品種です。
収穫したハクサイは、帰宅してから計量したところ4キロ以上ありました。中には「5.6キロもあった!」という方も。
生で、煮込んで、蒸して、と、野菜ソムリエのスキルアップを兼ねて色々なお料理にチャレンジできそうですね。
また、今回は、事前にコミュニティメンバーに「私なりのハクサイの食べ方」を募り、プリントにまとめました。6人の野菜ソムリエたちのハクサイに関するアイディアツールとして、参考にしてはいかがでしょう。
そして、収穫したお米の乾燥機や農業機械の見学
稲作のご担当は黒壁聡さん。作業の内容を説明していただきながら、収穫するためのコンバインや、収穫後の乾燥工程、計量工程などを見学しました。
訪問した10月上旬はちょうど新米の時期。初めて機械を見た参加者も、「へぇ~」だけではなく、「なるほど!」と身近に感じていたようです。
また、聡さんが考えたアイデア道具も見せてもらいました。「楽(らく、たのしく)」が黒壁家のモットー。 「はこらく」という名前で、なんと製品化されている道具もあります!
新米と早百合さんが作ったハクサイや聖護院大根のお漬物のサプライズも!みんなで試食させていただきました。
小百合さんは、5月〜10月までの期間、新篠津の産直市場に野菜を出荷しています。本日見学したハクサイはもちろんですが、野菜ソムリエの知識を生かして多品種を栽培し出荷しているのだとか。コールラビやケール、スティックセニョールなど、珍しい野菜も栽培しています。「多品種を栽培することは、すごく手間がかかります。だけど、野菜ソムリエの勉強をしていく中で色々興味がわいて、ついつい栽培してみたくなっちゃうのよ」と、小百合さん。
今回は、講師の黒壁聡さん、小百合さんご夫妻のおかげで、ハクサイ畑や米の収穫のことなど、秋の農家のお仕事、そして新篠津村の農業についてなど、幅広く学ぶ企画となりました。
有意義な機会になりましたことに、感謝申し上げます。ありがとうございました!
(企画&報告/担当 畑瀬)